家出した人の行き先は?早期発見なら探偵に相談したほうがいい理由

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人探し

「家出」と聞くと、思春期の子どもなどのものだと思っていませんか?
しかし、実は近年では、成人による家出がその多くを占めています。

によれば、21年中に家出人捜索願を受理した家出人のうち

成人が全体の76%を占めたそうです。

そこで今回は、もし近しい人が家出をしてしまった場合、早期発見するためにどうしたら良いのかをご紹介していきます。

 

1. 家出した人の行き先代表例

家出人の行き先は、一体、どういう場所なのでしょうか。
もちろん、年齢や性別、家出した状況によって、その行き先は変わってきます。

そこでまずは、家出人がどういった場所を家出した行き先にするのか。
その代表例を見ていきましょう。

1-1. 友人・知人の家

成人、未成年ともに家出の行き先として選ぶのが、友人や知人の家です。
仲の良い顔見知りの場所に、一時避難するような形で行き先とする場合が多くあるようです。

そして、友人や知人の家を家出の行き先に選ぶ場合は、突発的な家出の場合がほとんどではないでしょうか。
特にこれといって事前から長期の家出を計画していたわけではなく、突如として家出したくなるか、家出せざるおえない状況になったというケースです。

ただ、この場合は、友人や知人から家に帰ることを説得されたり、家出するに至った問題の解決を促してくれたりすることも多いため、早期の発見が可能です。

1-2. 恋人や浮気・不倫相手の家

家出の行き先に、恋人や不倫・浮気相手の家を選ぶ家出人も多いです。
特に、浮気や不倫が疑われる場合、その多くは浮気や不倫相手の家に向かう傾向にあるようです。

恋愛関係にある相手でもあるので、家出してきた人の気持ちを尊重して快適な家出の行き先となるでしょう。

むしろ二人で過ごせる時間を楽しむことも多いため、交際相手が家出人を匿ったことによって家出する期間も長くなる傾向にあります。
またそれが不倫相手だった場合、そのまま二人で失踪してしまうというケースもあるようです。

もしもの場合は、そうなる前に、早期の発見をすることが重要です。

1-3. ネットカフェなど24時間営業のお店

最近では、24時間営業をするファミリーレストランも減りました。
そのため、ドリンクバーなどで深夜を粘って朝を迎える、ということが難しくなりました。

しかしその一方、ネットカフェや漫画喫茶の数は多くあります。
安価な利用料でネットも使え、充電も可能。
ドリンクバーやシャワー室完備のネットカフェや漫画喫茶も多くあります。

スペースは狭いですが、個室になっているため個人のテリトリーが確保されています。
しかも、その場所から働き先へ行くことも可能なため、慣れれば快適な家出先となります。

また、発見されそうになれば、転々と店を移動することができるので、長期の家出の行き先に選ぶ人も多いようです。

家出人にとって快適な家出の行き先となる条件が揃っているため、発見には少々時間を有する場合があります。
しかも、個人で探したとしても、お店はお客さまの情報を開示してはくれません

1-4. ビジネスホテルなどの宿泊施設

お風呂やトイレ、ベッドもあるホテルを家出の行き先と選ぶ人もいます。
ビジネスホテルやカプセルホテル、ラブホテルなど、料金帯は様々ですが、近くに家出先とできる場所がない人の場合は、行き先としてとても利用しやすい場所です。

ホテルによっては、Wi-Fiが無料であったり、ルームサービスが充実していたりするところもあるため、快適な家出生活が送れるでしょう。

ただ、快適な分、ホテルは一日ごとに料金が発生します。
ある程度の資金力がある家出人でなければ、長期の家出の行き先としては向きません。

家出の行き先としては一時的に利用し、次の拠点とできる場所へ向かうまでの繋ぎとする場合が多いようです。
そのため、このような宿泊施設に滞在している間に発見するか、家へ戻るよう説得することが望ましいです。

1-5. 公園・橋の下・山などの屋外

公園や橋の下、山などの屋外を家出の行き先に選ぶケースです。
アウトドアを好む人が多くなった昨今、テントなどのキャンプグッズがあればすぐにでも可能な家出先です。
しかも、費用はかからず、立地の差はあれども、人に気を遣うこともありません。

しかし、屋外はWi-Fiも電源もなく、インフラもありません。
相当な覚悟でなければ屋外を家出の行き先に選ぶことは難しいでしょう。

そのため、これらの場所を家出の行き先と選ぶ家出人は、本気の家出ではなく、ただ帰りづらいと思っているか、逆に相当、精神が追い詰められて正常な判断能力が欠如しているかのどちらかになります

特に屋外は、多くの危険も隣り合わせにあります。
夏であれば熱中症、冬であれば低体温症、山などであれば獣などの危険、公園や橋の下であれば犯罪に巻き込まれる危険です。
だからこそ、早期に発見して保護することが重要です。

1-6. ナンパやSNSなどで知り合った人の家

S N Sやマッチングアプリなど、多くの人と知り合えるツールが現代では充実しています。
交友関係が広がるという利点とは反対に、家出人の行き先としてや犯罪の温床になりうるというリスクを負う可能性も多くあるのが現状です。

実をいえば、「家出したから泊めてほしい」と呼び掛ければ、それに応える相手も少なくはありません。
特に若い女の子であれば、それは顕著です。
むしろ、そのような家出少女たち専用の掲示板やサイトも多く存在しているのが現状です。

そのように見知らぬ人とS N Sやマッチングアプリで出会うため、家出人を発見しようと思っても、表面的な捜索では発見が難しいでしょう。

また、発見が遅れれば、もしかしたら犯罪に巻き込まれてしまうという可能性も多く含んでいます。
行き先が分からずに連絡を待つだけでいると、手遅れになってしまう危険性もあるのです。

2. 行き先不明の家出?と思ったらすぐに警察へ

「家出かも?」と思ったら、すぐにまずは警察へ相談しましょう。
そして、捜索願を出してください。

しかし、実を言えば、これで全てが解決するわけではありません。
「捜索願」を出したからといって、すぐに警察が家出人を探し、行き先を突き止めてくれるわけではありません。

実際にニュースなどでは、警察が捜索している旨を伝えていますが、それは状況によります。
犯罪性が高いものや、犯罪に繋がりそうな場合にのみ、警察は動けるのです。
例えば、子供やお年寄りなど、家出する状況や家出して生活が可能ではない人がいなくなった場合などは、犯罪に巻き込まれている可能性が高まるからです。

そのため、捜索願を出したからといって、全ての家出人が捜索してもらえてその行き先が判明する、ということはありません。
なぜなら、家出したとしても、自分の意思で家出後の生活が可能であり、「家出する・家に戻る」などの判断も自分で可能と判断されるからです。

このように犯罪性や事件性が低いと判定されれば、まずは警察内のデータベースに捜索願が出されていることが載り、警察による補導や保護、他の犯罪などで連行された場合にそれが照合されて判明する、という流れになります。

つまり、このような場合は、家出人が何らかで警察と接触することがなければ、捜索願を出していたとしても家出人が発見されたり、その行き先が判明したりすることはありません。

3. 家出人探しは探偵へ相談する

それでは、家出人の行き先を突きとめ、早期に発見するためには、どのようにしたら良いのでしょうか。
もちろん、警察へ捜索願を出すというのは前提とした話になります。

しかし、先述したように、警察は自意見になりうる犯罪性の高い状況の場合にのみ、捜索することができます。
そのため、警察に犯罪性が低いと判断されてしまえば、その後は、警察からの連絡を待つしかなくなってしまいます。

しかし、家出の行き先によっては、年齢や性別に拘わらず、もしかしたら犯罪に巻き込まれてしまう可能性もあるのです。
だからこそ、どのような場合であっても、家出人は早期発見することをお勧めします。

その場合には、探偵へ依頼してみるというのも一つの手です。
探偵会社では、家出人の調査も行なっています。

調査の専門家でもある探偵であれば、素人が見逃した情報をもとに、独自のネットワークを利用し、家出人の行き先を突き止めることも可能になってきます。

また、ご自身たちだけでは、家出人を探し出すことも限度があるはずです。
調査や捜索が素人であるということだけでなく、ご自身たちの生活もあるため、探すための時間を有効に使うことができないからです。

探偵に家出人の行き先調査を依頼するというのは、警察に頼むように無料ではなく、費用がかかってきます
しかし、その分、警察のように事件性や犯罪性に限って捜索をするという判断はしません。

ただ、探偵には家出人を連れ戻すという権限はないので、家出人の行き先が判明した後は、ご家族などのご依頼人の方との話し合いなどで解決していただくことになります。

それらを踏まえた上で、まずは家出人調査の相談をしてみてはいかがでしょうか
調査を依頼するとなると、大事のなって構えてしまうかもしれませんが、まずは、調査の専門家に相談してみることも有効です。

相談だけであれば、無料で行っている探偵社も多くあります。
その際に、家出人を探すためのアドバイスや、解決への対処法をもらえる場合もあります。
その上で、どこの探偵会社が試飲用できるのかを含め、ご依頼を検討してみるというのも有効な方法です。

4. 行き先が分からない家出人探しは早急に対応する

「家出」と言葉にすれば容易く、どこか軽く感じてしまうかもしれません。
しかし、この「家出」を期に人生が変わってしまうこともあるのです。
それは、家出人だけでなく、家出人の周りの人々も同様です。

そして、家出人の行き先によっては、犯罪に巻き込まれてしまう可能性もあります。
安全な行き先であればまだいいですが、危険と隣り合わせの場所を行き先に選んでしまった場合、その身を襲う危険性はとても高くなります。

特に、危険な家出の行き先を選ぶ家出人というのは、そういう行き先しか選べない状況にある人です。
つまり、危険を回避することや対処することも難しい場合の人でもあります。
だからこそ、簡単に「家出」ととらえず、早期に行き先を突きとめ、発見・保護することをお勧めします。

家出人の行き先に心当たりがなく、ご自身たちだけでの発見が難しい場合は、早急に調査のプロへ相談することを検討してみてください。
警察への相談と捜索願を出すのはもちろんですが、家出人の行き先を早期に突き止めるのなら、状況に拘わらず調査をしてくれる探偵への依頼が有効です。

何より、家出人の行き先が不明であれば、それを心配し不安に思うはずです。
心の平穏と、原因解決のためにも、まずは、早急に対処することをお勧めします。

Supervisor Information

監修者情報 | 金子 玄

慶福法律事務所代表

【出身大学】
慶應義塾大学法学部法律学科・大学院法学研究科修士課程を修了

【経歴】
平成19年 弁護士登録後、複数の都内法律事務所に勤務
平成25年 慶福法律事務所設立

【所有資格】
弁護士(識別番号36627_第一東京弁護士会)・図書館司書資格

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