1.既婚者は男女ともに良く浮気をする?
とあるアンケートによると、浮気率は男女ともにほぼ違いはない事がわかっています。
世代別でも見ると若い年代の方が浮気率が高いものの、既婚者の浮気率は概ね30%程度の範囲に収束しているのです。
それに対して未婚者の浮気率は20〜25%と既婚者よりもその割合が低い結果が出ています。
それでは、いくつかのアンケートや調査から出た数字を見比べてみましょう。
1-1.既婚者の世代別浮気率
まず初めに見るのは相模ゴム工業株式会社による調査です。
これによると既婚男性の浮気率は
20代29.5%
30代30.9%
40代30.1%
50代24.5%
60代19.8%
全年代平均26.5%
となり、既婚者男性の浮気率は平均約30%である事がわかります。
この浮気率の数字は夜のお店などでの経験を浮気として回答している人も含まれているそうですが、これは既婚男性のおよそ3~4人に1人は浮気経験がある計算になります。
次に既婚女性の浮気率は
20代16.5%
30代17.9%
40代17.1%
50代14.3%
60代10.5%
全年代平均15.2%
となっています。
こちらは男性よりも低く、その平均は約20%となっており、既婚女性の5人に1人の女性が浮気経験ありということになります。
1-2.未婚者と既婚者の浮気率の差
次にチェックするのは男女の恋愛観を研究する「恋愛経済研究所」による調査です。
これによると、未婚者よりも既婚者の方が2倍近く浮気率が高いとされています。
別のインターネット調査によるアンケートを見ると未婚者の浮気率は10人中2人、一方で既婚者の浮気率は10人中3人となっており、2倍とまでは言えずとも既婚者の方が未婚者よりも浮気率が高いというデータが出ています。
1-3.未婚女性の浮気率
結婚・婚活の情報サイト「ゼクシイ」が運営するメディア「ホンネスト」が行った未婚女性への調査によると、未婚女性のうち「浮気したことがある」と回答した20代女性の割合は13.4%となっていました。
1-1で見た既婚女性の浮気率と比較するとその割合が低い事が見て取れます。
2.既婚者がよく浮気する理由
それではなぜ、既婚者の浮気率は高くなっているのでしょうか。男女別にその理由を解説します。
2-1.男性の場合
既婚男性は遊びのような軽い気持ちで浮気をするケースが多く、女性と比べると不特定な相手との浮気が多いようです。
浮気をしてしまう理由について見てみましょう。
・承認欲求を満たしたい。
未婚者と既婚者の最たる違いは「家族」の有無。
特に子どもの存在です。
カップルだった時はお互いが1番だった関係性が、子どもを授かる事で子どもが1番、子ども優先の価値観へと変化します。
それを受け入れられず、自分を1番に見て欲しいという気持ちが働いた結果、浮気に走ってしまうのです。
・刺激が欲しい。
既婚者の多くは未婚のカップルと比べて一緒にいる期間が長いです。
そのため、未婚者と比べて関係性のマンネリ化もしやすいのです。
そんな妻との関係をマンネリに感じてしまい、浮気という刺激的な行為を魅力的に感じてしまう既婚者も少なくないようです。
・妻を女性として見れない。
結婚して家族となった事で、パートナーが「女」「異性」ではなく「妻」「家族」としてカテゴライズされてしまい、女性として見る事が出来なくなってしまうケースがあります。
これは男性側だけの問題ではなく、例えばパートナーが女性らしい格好をせず身なりに構わなくなった、などの女性側の変化もあってのことですが、この心理的な変化により女性を求めて浮気をしてしまう男性は少なくありません。
・家庭が冷え切っている。
結婚生活を続けていると、関係性が冷め、家庭が冷え切ってしまうこともあります。
カップルであれば距離を取ることも難しくありませんが、夫婦となると離れて生活しようにも簡単にはいきません。
仕方なく冷え切った家庭での共同生活を続けるものの、そのストレスに耐えられず、寂しさを埋めるように別の女性の愛情を求めで浮気してしまうのです。
2-2.女性の場合。
既婚女性は、夫との不仲や寂しさなど心理的な原因により浮気に走ってしまうことが多いようです。
また、男性と比べて受動的な浮気が多い傾向にあります。
具体的に見てみましょう。
・寂しい。
寂しさは女性が浮気する心理としては最も代表的なものでしょう。
特に結婚した事で夫から異性として扱われる事が減ったり、夫の意識が仕事に向いてしまったりするケースが少なくなく、そこに少しイイかも、なんて思える男性から誘われることで浮気に逃げてしまう例が多くあります。
・魅力的な出会いが増える。
既婚者となると既婚者の知り合いが増えます。
つまり、結婚したい相手、結婚してもいい相手として他の女性から認められた優秀で魅力的な男性との接点が増える、ということでもあります。
これにより浮気をしてしまう可能性が高くなっているのでしょう。
・夫に浮気をされた仕返し。
男女の浮気の割合を比較すると、既婚者では女性よりも男性の方が浮気率が高くなっています。
つまり夫に一方的に浮気をされた被害者の立場にある女性が少なくない、ということです。
夫に浮気をされたことで、その意趣返しとしての浮気をしてしまうケースもあるようです。
これについては夫サイドは浮気をしなければ良いだけの話なので、対策は容易です。
・ストレスの増加。
男性より女性の方が結婚をする事による生活の変化が大きい事が殆どです。
専業主婦になる事で退職をしたり、出産をして母になる事で、これまでとは生活リズムや環境が大きく変化します。
それにより独身時代よりもストレスが増えやすく、そのストレスの解消のために浮気を選ぶ人も出てくるのです。
2-3それぞれの結果
男女それぞれに浮気をしてしまう理由はありましたが、既婚者の浮気が未婚者より多い最も大きな理由は未婚と比べてパートナーと別れるのが容易ではないからでしょう。
今のパートナーより魅力的な異性が現れた際、未婚者は乗り換えれば良いのですが、既婚者はそう簡単に離婚を選ぶ事は出来ません。
そのため、別れないまま他の異性と関係を持つ浮気という選択をしてしまう割合が高くなってしまうのだと考えられます。
3.まとめ
ここまでの未婚者より既婚者の方が浮気をしやすい、という話を読んで「もしかしたら私の旦那、俺の嫁は浮気をしてるんじゃないか」なんて不安になってしまった方もいるかもしれません。
ですが、これは割合が大きい、というだけの話です。
全体で見れば既婚者でも7割ほどは浮気をしておらず、あくまでも浮気をする人は少数派なのは忘れないでください。
それでもまだ心配だ、あるいは浮気をしているような素振りがある、といった事があれば思い切って探偵に相談してみてください。
疑うのは良くないと我慢するよりも、さっさと不安の種を取り除いて安心した方が心理的にもお互いのためではありませんか?
あるいは、本当に裏切られていたのだとしたら、少しでも早くそれを知る方が傷も浅くて済みます。
健やかな未来のためにも、少しでも不安なら探偵を頼ってしまいましょう。