1.離婚後の悲惨な貧困エピソード3選
1-1.昼夜問わずに働いて、ぼろぼろに……
Aさん
「とにかくモラハラ不倫旦那と別れたい一心で、慰謝料を請求することも財産分与を求めることもなく、逃げるように子どもを連れて離婚しました。けれど逃げた先に待っていたのは、想像を絶する貧困生活。ろくに職歴も資格もなく、若くもない私は正規の仕事に就くことができず、昼は派遣の仕事をして、夜はスナックで働いて必死で子どもを育てています。まだ小さい子どもがさみしそうに仕事に行く私を見送る姿を見るたび、胸がつぶれそうになります。でも旦那は養育費を払ってくれないし、頼れる実家もないので、自分で自分と子どもの食い扶持を稼ぐしかなく……。けれど先日、無理が祟って体を壊してしまいました。さすがにもうどうしようもないので、生活保護を申請しています。旦那にきちんと慰謝料を請求できてれば、何かが違ったのでしょうか」
1-2.コロナで職がなくなって
Bさん
「私はずっと正社員で仕事をしているので、旦那と離婚しても十分に子どもを養っていけると思っていました。旦那は確実に不倫をしていたのですが、その証拠を集めるのもおっくうだったので、慰謝料を請求することなく離婚。その後旦那は養育費をばっくれましたが、これ以上関わりたくなかったので特にこちらからリアクションもしてませんでした。けれどコロナのせいで、ずっと働いていた会社が倒産してしまって……。子持ちのシングルマザーを採用してくれる会社が見つからず、今必死で職探し中です。子どもが病弱で、しばしば会社を休まなければいけないので、そのあたりの理解がある会社じゃないと困るのですが、全然見つからなくて。貯めていたお金も、そろそろ底をつきはじめて途方に暮れています。旦那の慰謝料があれば、もうしばらく求職時間を延長できたかもしれません。おっくうだという理由だけで不倫の証拠集めをしなかった、過去の自分を恨んでいます」
1-3.かつてはタワマン主婦だったのに……
Cさん
「高収入の旦那と結婚していた時は、タワーマンションの高層階で優雅な専業主婦をしていました。生活費を気にしたことはなく、趣味にもエステにもお金を使い放題。家事は業者にお任せで、正直共働きでなければ生きていけないような家庭を馬鹿にしていました。けれど旦那が若い不倫相手に熱をあげるようになり、そのまま離婚を請求されて。あれよあれよという間に、マンションを追い出されてしまいました。私は状況証拠だけで不倫の慰謝料を請求しようとしたのですが、それだけでは不貞行為を立証できないと言われてしまい。旦那が雇った優秀な弁護士から、共有財産の使い込みを言及された結果、ろくに財産も分けてもらえませんでした。今は狭い安アパートで、パートで生計を立てる日々です。年齢が年齢なので、元旦那のような好条件の男を捕まえられるともできず、心労で年齢よりもさらに老け込んでしまいました。せっかく親権を手にすることができたのに、生活苦から、子どもを元旦那に渡すことになってしまって。養育費を免除してもらった代わりに、子どもに会わせてもらえません。元旦那曰く、子どもは私に捨てられたと思っているとのことです。もしきちんと慰謝料について事前に調べて、元旦那の確実な不倫の証拠を確保していれば、元旦那や不倫相手に慰謝料を請求できたうえに、子どもと今も一緒に暮らせたかもしれないと思ったら、後悔してもしきれません」
2.離婚の際の慰謝料の請求の仕方
以上、離婚後のシングルマザーエピソードでした。
離婚の時点では必要はなかったとしても、その後いつお金が必要な事態が訪れるかわかりません。仮に何もなかったとしても、お金はあって困ることはないので、もらえるお金は確実にもらっておくべきです。
慰謝料請求の流れについてお教えしますので、離婚を考えている方はどうか参考にしてください。
2-1.証拠を確保する
離婚で慰謝料を請求する為には、不貞行為を立証するだけの証拠の確保が必要です。弁護士や探偵などに頼りながら、証拠を集めましょう。
2-2.不倫相手の身元を調査する
不倫相手に慰謝料を請求する場合、不倫相手の身元を調べる必要があります。知り合いや旦那の会社の同僚の場合、もしくは旦那が不倫相手の身元を自白してくれれば簡単ですが、そうじゃない場合の身元特定は大変なので、その際は探偵に依頼しましょう。
2-3.書面や口頭、メールなどで請求する
まずは旦那と不倫相手に、「慰謝料を支払って欲しい」意志を伝えましょう。別居中で請求を無視される場合は、内容証明郵便で通知書を送りましょう。
2-4.旦那と話しあう
請求した金額や条件を、旦那や不倫相手が納得した場合はここで終了です。相手が後からしらばっくれないように、必ず合意書を作成しましょう。滞納した時の為に「公正証書」にしておくのがおすすめです。給料や預貯金から差し押さえができます。
2-5.話し合いで決まらなかった場合、離婚調停を申し立てる
話し合いで離婚条件が決められない場合は、家庭裁判所で「離婚調停」を申し立てましょう。費用は申し立て手数料が1200円。他の書類なども併せて5000円程度ですが、弁護士に依頼する場合は成功報酬が40万程度必要になります。調停員を間に挟むことで、旦那と直接会う必要がなくなり、話し合いがスムーズにできます。
2-6.離婚調停で決まらなかった場合、離婚訴訟を起こす
調停でも決まらなかった場合は、裁判になります。調停はあくまで双方の合意を目指す場所ですが、裁判の場合は相手が納得しなくても確実な判決を下してもらうことができます。
かかる費用は2万円からですが、弁護士費用を調停と裁判分合計すると70万円から100万円程度かかると言われています
3.探偵を使って確実な証拠を確保し、泥沼化を防いで慰謝料を手に入れよう
裁判になるとお互いに心身ともに疲労しますし、お金も余分にかかります。できれば裁判に発展する前に、旦那に慰謝料を納得させたいところです。
なのでプロの探偵を雇って、確実に裁判に勝てるだけの証拠を確保したうえで旦那と交渉することをお勧めしています。旦那が確実に負けるとわかっていても裁判をするほどアホでなければ、示談でこちらが請求する慰謝料を飲んでくれるはずです。
一般的に不倫が原因の場合の離婚の慰謝料は100万円から300万円と言われていて、不倫相手にも請求すればその倍が手に入ります。探偵費用を賄ったうえで、人生を再スタートする為には十分な金額を手に入れることができます。
離婚後の経済不安を少しでも軽くする為、搾り取れる慰謝料は確実に搾り取ってやりましょう。お金を確保することで、あたらしい仕事を探す時間を稼いだり、その為に必要な資格を勉強したりと、未来に対する投資をすることができます。
慰謝料を元手に稼げる女を目指しましょう! 旦那から慰謝料を勝ち取るだけの行動力があるあなたなら、きっと望む未来にたどり着けるはずです。