女性にストーカーされる男性の特徴とは?女性ストーカーへのN G対処法

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ストーカー被害

ストーカー被害を訴える80%近くは女性と言われています。
そのため、多くの人がストーカー被害といえば、女性が男性にストーカーされるものだと思っているのではないでしょうか。
ネット上の情報も、被害者を女性と想定した情報が多く見受けられます。

しかしそれでも、警視庁の報告によれば、20%の男性がストーカー被害を訴えています。
さらにいえば、訴えを起こしていないだけで、男性が女性にストーカーされる被害は、もしかしたら潜在的にもっと多い可能性があるとも言われています。

そこで今回は、どんなタイプの男性が女性にストーカーされるのか、その特徴や傾向をご紹介します。

1. 女性にストーカーされる男性の特徴とは

ストーカーされる傾向にある人に多く見られる共通点を、ここでは特徴としてご紹介します。
調べてみると、実は女性と男性ではその特徴が少し違うようです。

 

ストーカーされる女性の特徴としては、「清楚」や「恋愛慣れしていない」など、どちらかというと、可愛らしく大人しい雰囲気の女性であることが多いようです。
しかし、女性にストーカーされる傾向にある男性の特徴は、どちらかというとその反対になっていました

1-1. 女性に優しい

女性にストーカーされる男性の特徴として、まず、女性に優しい男性であるということです。

 

女性に優しい男性というのは、とても魅力的でしょう。
そのため、基本的に周りからも好感度が高い傾向にあります。

何より、ここでいう女性に優しい男性というのは、年齢や雰囲気、関係性に関係なく、「全ての女性に対して優しい」ということです。
また、このようなタイプの男性は面倒見が良く、責任感の強いタイプが多いため、人よりも一歩踏み込んで優しくしてしまうのでしょう。

そのため、このような男性に優しくされたストーカー女性は、「自分に好意があるからだ」と勝手に思い込み、ストーカー行為を始めてしまうこともあるようです。

1-2. 誰にでも気さくで笑顔

男女関係なく、誰とでもすぐに仲良くできる男性っていますよね。
屈託のない爽やかな笑顔で難なく人との距離を縮められるコミュニケーション能力の高さは、ある種の才能です。
しかし、残念ながら仲良くなったその中には、ストーカー予備軍の女性がいる場合もあるのです。

 

ストーカーになりやすい傾向にある女性には、「恋愛経験が少ない」という特徴があるようです。
そういった女性は男性慣れしていないことが多く、自分から男性と仲良くなるのは難しい傾向にあります。
その中で仲良くなれた男性は、気付かぬうちに特別な存在になってしまう可能性があるのです。

区別なく誰にも同じように接していたつもりが、ストーカー女性は「自分だけが特別仲良し」と、勝手に妄想を繰り広げ、気づけば付き合っているかのような素振りを見せ始めた、という話も聞きます。

誰とでも仲良くなれるのは素晴らしい才能ですが、その仲良くなった相手を冷静に見極めることも重要です。

1-3. ルックスが良く中心的な存在

実は、女性にストーカーされる男性には、「インストラクター」や「コーチ」「先生」という職業の人が多いそうです。
みんなのまとめ役であったり、何かを教える立場にあったりする人は、それだけでも注目を集めます。
その上で、好印象を与える身なりや外見をしていれば、その魅力はさらに増すでしょう。

 

女性にストーカーされる男性は、女性たちの中でも評判の良い男性が多いという特徴もあります。
みんなが憧れる男性を、「自分のものにしたい」という独占欲や、頼りになる男性に対しての「依存性」などが、ストーカー行為に繋がってしまうということもあるようです。

1-4. 物腰が柔らかく怒っても怖くない

女性にストーカーされる男性というのは、基本的に優しく、周囲からの好感度も高い男性です。
物腰が柔らかく、スマートでソフトな印象の男性に惹かれる女性は多いです。

 

さらにいえば、怒った様子が想像できない穏やかな男性というのは、女性にとって親密になりやすい雰囲気も感じさせるものです。
少々のことでは怒らないだろう。
そんなハードルの低さを感じたストーカー女性は、次第に積極的なアプローチに出るようになるのです。

確かに、女性に対して威圧的に怒るような男性はよろしくはありません。
ただ、嫌なことや止めてほしいことへは、キッパリと拒否の態度素示すというのも大事なのではないでしょうか。

2. 女性からストーカーされないためには

前項では、女性にストーカーされる傾向にある男性の特徴をお伝えしました。
読んでいただければお分かりいただけるように、ストーカーされる男性というのは、基本的に多くの女性が好ましく思うタイプの男性ということです。

 

その良い部分を、まだ見ぬストーカー女性のために損なう必要はありません。
しかし、ストーカー予備軍に捕まらないためにも、気をつけておいた方が良い部分はあります。
そこで続いては、女性にストーカーされることを回避する予防策をお伝えします。

2-1. 恋愛対象以外の女性には近づかない

女性に対して優しい男性というのは、とても魅力的です。
しかし、その女性の中にはストーカー予備軍の女性もいる可能性があります。

 

誰とも仲良くなれるのは美点ですが、その相手を見極めることも重要です。
仲良くなった相手に気づけばストーカーされることになっていた、なんていうのでは大変です。

だからこそ、本当に仲良くなりたい女性以外には近づかないということも大切です。
ここでいう「近づかない」というのは、物理的なものだけでなく、例えば、「気安く連絡先を交換しない」などです。
関係性によっては難しいかもしれませんが、安易に誰とでも連絡先を交換しないようにしましょう

2-2. いなくてもパートナーがいると公言しておく

恋のお相手を探している最中だと少し抵抗感があるかもしれませんが、基本的には「恋人」がいる設定にしておくことでも、女性にストーカーされることを回避できます。
また、恋人がいると公言しておけば、受けたくない誘いを断ることや拒否の姿勢も取りやすくなります。

 

中には、お相手が居ても関係なく攻めてくる猛者のようなストーカー女性がいるかもしれませんが、その場合は、反対に周りを味方につけることができるようになります。

ストーカー女性の中には、思い込みが激しく、その過剰な被害妄想から嘘の噂を流すというストーカー行為をする人もいるようです。
パートナーがいることを公言しておけば、そのような無用のトラブルも回避できることでしょう。

2-3. S N Sなどの更新頻度を抑える

S N Sが普及した現代では、ご自身の私生活を発信している方も少なくはありません。
しかし、その情報の発信が、ストーカー女性に私生活の情報を知らせているという場合もあります。

 

たとえ物理的な距離を取ったとして、S N Sから得た情報で「つきまとい」や「待ち伏せ」をされることが少なくはないと言います。

女性にストーカーされる男性の特徴として、交友関係が広かったり、存在を注目されることが多かったりする立場の人が多い傾向にあります。

そのため、S N Sの発信内容から私生活の交友関係や、よく行くお店の情報、ライフスタイルを知られてしまう可能性もあるのです。

もちろん、S N Sで発信するな、というわけではなく、この情報は発信しても大丈夫かどうかを吟味してから発信することをお勧めします。

2-4. 思わせぶりな言動をしない

女性にストーカーされる男性は、女性に優しく、誰にでも親切なタイプが多い傾向にあります。
そのため、たとえ相手がストーカー予備軍であったりストーカー行為をしたりする相手であっても、そこまで冷たい態度をとることができないかもしれません。

 

なぜなら、特別な相手だけに冷たくすると、その人物が周囲から浮いてしまう可能性があるからです。
しかし、その優しさは命取りです。

ストーカー行為というのは、次第にエスカレートしていく傾向にあると言います。
つまり、早い段階で「N O」という姿勢を見せなければ、相手に伝わることなく、むしろ誤解を招く可能性があるのです。

やんわりと、「忙しいから」や「またの機会に」など伝えれば、それら断るための理由が無くなるのを待って、その間も大いに接触を持とうとしてくるでしょう。

3. 女性にストーカーされる男性がやってはいけないN G対処法

ここまで、女性にストーカーされる男性の特徴や、ストーカー予備軍への予防策などをご紹介してきました。

 

では、もしも女性にストーカーされてしまったとしたら、どのような対処をすれば良いのでしょうか。

おそらく、それが女性からのストーカー行為だと認識した瞬間は、男性であったとしても恐怖や不安を感じるはずです。
もしくは、精神的な苦痛を感じ、正常な判断能力が欠如してしまっているかもしれません。
しかし、そんな時ほど実は冷静な対処が必要なのです。

また、先述したように、ストーカー行為というのは次第にエスカレートしていく傾向にあります。
つまり、最初の対処が肝心であり、その時の対処を間違えると、もしかしたらより大きな問題になる可能性もあります。

そこで続いては、女性にストーカーされた場合に、やってしまいがちだけれども、実はやってはいけないN G対処法をご紹介します。

3-1. S N Sなどの連絡を断つ

女性にストーカーされるというと、具体的にどのようなストーカー行為があると思いますか?

 

ストーカー行為というのは、歪んだ恋愛感情や、元の恋愛感情が変容しての復讐心などが根本にあります。
そのため、対象となる相手との繋がりや接触を酷く求めてきます。

例えば、返信がなくともひたすら連絡をしてくる。
S N Sなどを隅々までチェックした上で、それに関連した内容で話しかけてきたりコメントを残したりします。
元カノの女性にストーカーされる場合は特に厄介で、自宅や職場などにやってくることもあるでしょう。

そのようなストーカー行為が嫌になって、S N Sでブロックしたり、着信を拒否したりしてしまいたくなるかもしれません。

しかし、実はこれがN G対処法なのです。

ストーカーというのは、対象の相手との繋がりを求めるため、それが途絶えることを酷く恐れます。
そのため、繋がりが絶たれると、より強硬手段に出る可能性があります。
最悪の場合、身勝手な恋愛感情が、理不尽な恨みに変わってしまう可能性もあるかもしれません。

ストーカーされるというのは、どうしたって精神的な苦痛を伴います。
そこから抜け出したくて、一思いに拒絶してしまいたくなるでしょう。
けれども、それだけでは根本的な解決にならないことを覚えておくと良いかもしれません。

3-2. 女性には腕力で勝てると油断する

女性にストーカーされるようになったとしても、相手は女性だから、いざとなれば勝てると思っていませんか。
確かに、純粋な腕力として考えれば、ほとんどの男性は女性に勝るでしょう。
しかし、相手はストーカーしてくるような女性です。

 

ストーカー行為をするような女性というのは、酷く思い込みが激しく、勝手な妄想を繰り返す傾向にあります。
また、感情的になることも多く、自己中心的な思考をしていることが多いといいます。

つまり、たとえそれが女性だったとしても、いつどのような態度に豹変するか分からない人物であるため、予測不可能な攻撃を与えてくる可能性もあるのです。

常識的な行動であれば対処できるかもしれませんが、常識から逸脱した行動に対し、咄嗟に対処するのは、男女の身体的な差があったとしても難しいでしょう。

そもそも、常識が通じるような相手であれば、ストーカー行為などしません。
たとえ、相手が女性だからといって、いざとなれば対処できるという油断はなさらない方が賢明です。

4. ネット上でストーカーされる男性・女性が増えている

近年、ネット上でストーカーをされることに悩まされている人が増えていることをご存知でしょうか。
これは、男性女性関係なく起きている話でもあります。

 

匿名性のあるS N Sが普及したこともあり、その被害は増加傾向にあります。
また、ネット上のストーカー行為ということで、そのまま訴えることなく、アカウントの削除などにより問題を終結させている方も多いため、潜在的な被害は実情よりも多いかもしれません。

しかも、このようなネット上のストーカー行為に対し、ストーカー自身が犯罪行為、迷惑行為だと捉えていない傾向にあることも問題になっています。

このようなネット上のストーカー行為というのは、ストーカー被害を訴えるための証拠集めが難しく、さらにはストーカー自身を特定するまでにも時間がかかります。

なぜなら、ストーカー被害を訴えるためには、ストーカー行為があった証拠を提示した上で訴えなければならないためです。

5. 女性にストーカーされたことを訴えるには証拠が重要

冒頭でも書かせていただいた通り、ストーカー被害の訴えのほとんどは女性ですが、女性にストーカーされる男性がいることも事実です。

 

しかし、男性が被害者の場合は、ご自身もそうですが、周りがあまり深刻に受け止めていない場合も多いのではないでしょうか。

たとえ、女性にストーカーされていることを真剣に周りへ話したとしても、「モテている」「気にしすぎ」と流されてしまう傾向にあるようです。
それはおそらく、男性よりも腕力で劣る女性にストーカーされるということで、そこまでの危機感を与えないためでしょう。

そのため、周りにそう言われてしまうと、ご本人もストーカー被害を訴えることなく、なんとかご自身で問題解決に動いてしまうからかもしれません。

それでも、ストーカー行為というのは、法律で定められた違法行為であり、歴とした犯罪です。
明確なストーカー行為の証拠を集めれば、男女関係なくその被害を訴えることができます。

ただ、ストーカー被害の証拠を集めるというのは、思っている以上に精神的な負担があります。
本来であれば、すぐにでも消してしまいたいメッセージや写真、記録などを保管しておかなくてはいけないからです。

それでも、ストーカー行為というのは、次第にエスカレートしていく傾向にあります。
そして、歪んだ恋愛感情が、いつ、逆恨みという攻撃的な変容を遂げるかは分かりません。

そのため、いざという時の備えとしても、ストーカー行為の証拠は集めておくに越したことはないでしょう。

6. ストーカー被害の証拠集めは専門家への依頼も検討する

もしも、女性にストーカーされるようなことになったら、いざという時のためにも、ストーカー行為の証拠を集めておくことが重要です。

 

同時に、第三者へも相談しておくことをお勧めします。
それは、ご家族でも友人でも構いません。

しかし、できれば早めに専門家への相談をしておくと良いかもしれません。
たとえば、弁護士や警察、探偵会社などは、ストーカー被害の相談を受けていることも多いため、ご自身の現状を客観的に判断してくれます。

また、ストーカー被害を訴えることになったとしても、どのようなストーカー被害の証拠が必要なのかも教えてくれるはずです。

ただ、弁護士や警察は、違法行為と判断がつく段階になってからでないと動くことができません。
たとえば、女性にストーカーされたとしても、その証拠や、ストーカー女性が誰なのかが判明していないと対処できないのです。

そのような時には、探偵会社への調査依頼も検討してみると良いでしょう。
探偵会社によっては、盗聴や盗撮の調査を行ってくれるところもありますし、誰にストーカー行為をされているかが判明しない場合などにも有効です。

また、無料相談を受け付けている探偵会社も多く、ストーカー被害の証拠集めとしても調査のプロの目線からアドバイスをもらえる可能性があります。

何より、ストーカー被害に遭うというのは、とても心細く、精神的な負担も大きいため、正常な判断ができない可能性もあります。
そんな時ほど、一人で悩まず専門家に相談することで、早期の解決も望めるのではないでしょうか。

7. 女性にストーカーされる男性は基本的にモテる

女性にストーカーされる男性というのは、ストーカー気質な女性だけでなく、多くの女性にとって魅力的な特徴を持っています。
基本的に、多くの人が惹きつけられるため、恋愛経験にも恵まれてモテる男性が多いのではないでしょうか。

 

しかし、その中にはストーカー気質な女性も存在していることも事実です。
そして、不運なことに、不本意ながらストーカー被害に悩まされることになる男性もいるのです。

それでも、決して女性にストーカーされる男性自身が悪いわけではありません。
なぜなら、ストーカー行為というのは、犯罪だからです。

女性にストーカーされる男性は、女性に優しい男性が多い傾向にあります。
そのため、ストーカー被害として、女性を訴えることに躊躇してしまうこともあるでしょう。

けれども、誰しもが平穏に過ごす権利を有しているということを忘れないでください。
もし、気づかないうちにストーカーされるようになったとしても、一人で悩まず、すぐに第三者へ相談しましょう。
女性に対して優しくすることも大切ではありますが、ご自身の心の平穏を守ることも重要なことなのです。

Supervisor Information

監修者情報 | 金子 玄

慶福法律事務所代表

【出身大学】
慶應義塾大学法学部法律学科・大学院法学研究科修士課程を修了

【経歴】
平成19年 弁護士登録後、複数の都内法律事務所に勤務
平成25年 慶福法律事務所設立

【所有資格】
弁護士(識別番号36627_第一東京弁護士会)・図書館司書資格

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