一時期、「サレ妻」や「サレ夫」などの言葉がとても流行りました。
今でもネットやS N Sを少し検索すれば、すぐに「不倫」の話は見つけることが出来ます。
つまり、それくらい「不倫する人」や「不倫された人」が、身近にいて、事実としてあるということでもあります。
尽きることのない「不倫」の問題。
しかし、不倫をしない人にとっては、不倫する人は「どうして悪いことなのにやめられないのか」と思うのではないでしょうか。
そこで今回は、不倫する人たちが、どのようなキッカケで不倫を始めたのかをご紹介してみたいと思います。
1. 不倫する人は、どんなキッカケで不倫が始まっている?
不倫しない人にとっては、「不倫」とは、どこか自分とは遠く、ドラマや映画の中の事柄のように思う人も多いのではないでしょうか。
それこそ、そうそう不倫するようなキッカケなどあるわけもなく、むしろ不倫する人には劇的な何かがあって不倫が始まったのではないか、と思うかもしれません。
しかし、不倫する人にとってみれば、不倫が始まるキッカケというのは日常のどこにでもあるというのです。
では、一体どのようなキッカケから不倫が始まったのか。
不倫する人が不倫を始めたキッカケの代表例をご紹介します。
1-1. 社員旅行や会社・取引先の飲み会で打ち解けた
職場の人間関係で不倫をするという人が、実は最も多いと言われています。
特に、一緒の職場というのは、日頃から顔を合わせる相手であったり、共同作業を行うことが多かったりするため、自然と仲間意識も芽生えやすいものです。
そして、飲み会や社員旅行というのは、そんな仲間の違った面を見る機会にも恵まれます。
そんな状況をキッカケとして、不倫する、という人は少なくないようです。
1-2. 同窓会や出席した結婚式で意気投合
結婚後、ひさしぶりに再会した同級生や、同世代の人というのは、思いのほか、意気投合することが多いです。
そして、そこでの出会いというのは、結婚後にある「パートナーの妻、夫」という立場ではなく、個人である自分自身をみた上での付き合いでもあります。
相手から異性としてみられる喜びや、自分自身に理解を示してくれることも多いでしょう。
そのため、そこで出会った相手と不倫する、というキッカケになりやすいようです。
1-3. SNSやソーシャルゲームで出会った
身分証明を登録する結婚相談所とは違い、S N Sやソーシャルゲームへの登録は、既婚者などの区別がありません。
そのため、何らかの理由で出会いを求めていたり、刺激を求めていたりする既婚者などは、不倫する相手との出会いの場に活用しやすいというのも実情です。
最初から不倫するために始めたのではなくとも、出会いの機会に恵まれていくうちに、不倫するようになってしまう、ということもあるようです。
1-4. 子供の幼稚園や保育園への送迎
子供の幼稚園や保育園での送迎をキッカケに不倫するようになった、という人も決して少なくはありません。
なぜなら、互いに既婚者であったり、親であったりという立場を理解していたりします。
そんな相手と、自然と会話や接する機会が増えれば、親密な仲になっていくことも難しくはないのではないでしょうか。
その場合の不倫相手というのは、子供の友達の親であったり、幼稚園や保育園の先生であったり、ということになります。
実は、「不倫する」というのは思っている以上に、相手への理解が必要な関係です。
それは、フリーの人とは違ったライフスタイルをしているからです。
その部分への理解がある関係というのは、都合も心地も良いため、無理なく長い不倫関係を築くことも可能にしていくのではないでしょうか。
1-5. 習い事や趣味のコミュニティで仲良くなった
ご自身の趣味の集まりや習い事、さらには、子供の習い事をキッカケに不倫する人、というのもいます。
例えば、コーチや講師、同じコミュニティのメンバー、その親御さんなど、出会いとしては多くあります。
特にコーチや講師などは、相談に乗ったりサポートするのが仕事でもあるため、とても頼りになったり、理解を示してくれることも多いでしょう。
その機会が増えれば、互いに親密な関係を築いてくことも難しくはありません。
そこから不倫する関係になっていくことも、決して少なくはないようです。
1-6. 元恋人からの連絡
多様なS N Sが普及する現代では、過去の人と連絡を取ることは難しくはありません。
そんな中、元恋人からの連絡をキッカケに不倫するようになる人も少なくはないようです。
特に、一度は恋愛関係を築いた相手です。
他の人よりも、恋愛対象になるハードルは低く、忘れていた過去の記憶が蘇ればそこから一気に燃え上がる、ということもあるでしょう。
その場合、たとえ現状が既婚者であったとしても、むしろそれが燃料になって急速に恋愛関係へと発展し、不倫するようになる、ということもあるのです。
2. 不倫するに至った不倫する人の心理とは?
「不倫する」というのは、法律でも違法行為と認められるくらい、言葉にすれば「悪いこと」です。
しかし、それを知っていて尚、不倫する人は少なくはありません。
それでは、なぜ、不倫する人は不倫をするのか。
ここからは、不倫する人が、どうして不倫するに至ったのか、その代表例の心理をご紹介します。
2-1. 家庭がうまくいってない&パートナーへの不満
家族関係やパートナーとの関係が上手くいっていないから不倫してしまった、という話は多いです。
例えば、家庭に居場所がなく、孤独感や居心地の悪さを感じていたり、パートナーからの愛情や安らぎを感じられなかったりして、外へとその寂しさを埋める相手を求めた結果、不倫するようになったということです。
もしかしたら、そのパートナーからしてみれば、自業自得と言えるのかもしれません。
しかし、人である以上、そこには「感情」というものが伴います。
「孤独感」や「疎外感」を感じてしまえば、寂しくなってしまうのでしょう。
また、お互いに恋愛感情があって結婚したのに、その相手から自分への愛情を感じられなくなれば、「必要とされていない」「癒されない」と感じてしまうのかもしれません。
もちろん、「不倫する」というのは、理性で語れば「悪いこと」と理解できるでしょう。
しかし、「不倫する」というのは、その理性を超えた感情で始まる行為でもあるということなのかもしれません。
2-2. パートナーとセックスレス&性欲発散のため
たとえ結婚したからといって、もともと持っている性欲が消えるということはありません。
では、その性欲をパートナーと互いに解消することはできないのか、という論争になることもあるでしょう。
しかし、人によっては、「家族」となってしまい、スキンシップが減っていくようになると、そこから再びスキンシップを取るようにすることを難しいと捉える人も少なくはないようです。
一般的に言えば、男性の場合は思春期から30代前半に、女性の場合は30代後半から性欲が強くなるとも言われています。
元々が、男女で性欲の強弱のタイミングも違う上、環境や状況によっては、その性欲をご自身でも持て余してしまうこともあるのでしょう。
だからこそ、その持て余した性欲を他で解消するために、不倫するようになった、という人も少なくはないようです。
2-3. 魅力的な異性の出現によって
単純に、自分にとって魅力的な異性に出会い、パートナーよりもその相手のことが好きになったために、不倫してしまったということもあるようです。
この場合は、気の迷いや遊びの気持ちというよりは、「本気」の恋愛感情からの不倫です。
実を言えば、先述した2項の「不倫するに至った心理」とは違い、この場合では、「離婚」を本気で考えているケースが多いようです。
それならば最初から不倫などせず、フリーになってからすればいいと思うかもしれません。
しかし、男性が不倫する場合、最初は本気ではない場合が多いともいわれています。
ただ、中には肉体関係になり、その相性から運命的なものを感じて本気になる、ということもあるようです。
2-4. 自分の男性・女性としての価値を求めてほしい
不倫する人が不倫するに至った心理の一つとして、自分の「男性・女性の価値」を求めたことによる不倫、というのも少なくはないようです。
結婚し、家族となり、自分個人を恋愛対象に見てくれる状況が減っていくと、自分の「男性として」「女性として」の価値がなくなったように感じてしまう人もいます。
しかし、幾つになっても、「男性として」「女性として」魅力的に見られたいという願望を持つ人も多いはずです。
けれども、パートナーはその価値を認めてくれない。
その中で、その価値を認められたとしたら、その相手と不倫するようになった、という人も少なくはないようです。
3. 不倫しているかもしれない兆候
ここまでは、不倫する人の不倫が始まったキッカケや、そこへ至る心理などをご紹介してきました。
それは、不倫する人を正当化するためでも理解して許容してもらうためでもなく、事象として参考にしてほしいからです。
不倫しない人は、ご紹介したキッカケなどがあったとしても不倫しないでしょう。
そして、不倫する人は、どのような小さなキッカケだったとしても不倫するときは不倫するのではないでしょうか。
では、不倫する人が、不倫している可能性がある時には、どのような兆候があるのでしょう。
そこで続いては、不倫する人が、不倫をし始めているかもしれない兆候をご紹介します。
3-1. 急に忙しくなった
仕事の付き合いや残業が突然増えるようになった場合には、少し警戒してみても良いかもしれません。
もちろん、仕事の内容や時期などにより、普通に忙しくなることもあるでしょう。
しかし、もしかしたらという場合もある、ということを頭の片隅に置いておくことも重要です。
例えば、遅くなるのは月に数回だったとしても、そこに規則性があるのであれば、それは、会っている相手が同じである可能性が高いでしょう。
仕事なのであれば、尚更、生活を支えるパートナーとして、スケジュールなどを把握しておくことは悪いことではありません。
特に、スマホを手放さない、いじっている際に見られるのを極端に避けるという素振りが見えた場合は、より警戒してもいいかもしれません。
頑丈に束縛した方がいいというわけではありませんが、パートナーの行動パターンなどに関心を持ってみることも、不倫をさせない予防策になるのではないでしょうか。
3-2. パートナーに優しくなる
実は、不倫する人が、なぜか「パートナーに優しくなる」というのも、不倫している兆候に見られる行動の一つです。
それは、不倫相手に癒されたり満たされたりしたために、単純に機嫌がいいという場合もありますし、不倫していることへの恨めしさから、パートナーへ優しくなるということもあるようです。
例えば、お土産を買ってきたり、家族で出かけるようになったり、家事や育児などに積極的になったりなど、今までの行動からは変化が見られるようになることもあります。
さらには、スキンシップが増えた、というケースもあるようです。
特に、今まで特に関心を示さなかったパートナーの予定を聞いてくるようになった場合は、注意してみると良いかもしれません。
家族関係やパートナー関係が良くなっているのに、その裏では不倫しているというのは皮肉でもありますが、不倫する人が不倫している兆候に見られるポイントの一つでもあるため、冷静な見極めが重要です。
3-3. スキンシップを避けるようになる
恋人同士の時よりも、結婚生活を送っているとスキンシップが減っていくというのは、状況によって間々あることです。
しかし、いくら家族になったとしても、愛情を持っている相手や親愛を持っている相手からのスキンシップを避けるということはないはずです。
もちろん、体調や状況によっては、スキンシップを遠慮したくなる場合もあるかもしれません。
けれど、もしもパートナーがスキンシップを避けることが多い、または、避け続けるというのであれば、それは不倫している可能性を疑ってみるのも重要です。
なぜなら、不倫相手によってスキンシップに満足している場合や、不倫相手に心を傾けているがために、スキンシップを避けている場合があるからです。
自分からスキンシップを求め、避けられるのは誰だって嫌なものです。
それでも、スキンシップはコミュニケーションの一つです。
パートナーの心がどこにあるのか、反対に、ご自身から離さないためにも、スキンシップを欠かさないというのは重要なことなのではないでしょうか。
4. 不倫する人に本当の意味での罪悪感はない
そもそも、不倫する人がいる一方で、不倫しないという人もいます。
その違いは、不倫という行為やパートナーに対する「危機感」や「罪悪感」の大きさではないでしょうか。
不倫は、法律で認められている「不貞行為」であり、夫婦関係においては、「違法行為」と認められているために、慰謝料を請求できる事柄です。
この情報溢れる現代において、その事実を知らない人はいないはずです。
しかし、それでも不倫する人というのは尽きませんし、その問題で悩んでいる人は少なくはありません。
特に、男性が不倫する場合、それは本気での離婚や家庭を壊そうという意識は低いそうです。
反対に、女性が不倫する場合は、不倫相手へ本気になることが多いといいます。
それは、より多くの子孫を残そうと思う本能を持つ男性と、より質の良い子孫を残そうと思う本能を持つ女性という、男女の生物的な違いなのかもしれません。
けれども、最初からパートナーと別れ、不倫相手と一緒になろうと思って不倫している人は、男女ともに少ないでしょう。
それならば、「不倫する」というリスクを冒すよりも、離婚してから相手へアプローチをすればいい話だからです。
そうはせずにパートナーを保持したまま不倫へと走るというのは、本当の意味で「不倫する」ということへの危機感が薄く、「バレなければ大丈夫」という思いで不倫へのハードルを超えてしまったということです。
それは、パートナーへの罪悪感も低いということになるのではないでしょうか。
もしも、不倫されてしまった場合は、裏切られた思いでいっぱいになるはずです。
信頼するパートナーに裏切られて、深く傷ついたかもしれません。
だからこそ、その被害は、決して恥ずかしいものではなく、正当に主張していい権利と法律でも定められているものだということを忘れないでください。
5. 不倫した相手へ慰謝料請求するなら不貞の証拠が重要
パートナーの不倫に対し、慰謝料を請求することができます。
それは、パートナー本人はもちろんですが、不倫相手にも請求することが可能です。
不倫に関しての慰謝料請求の方法は、数多くのサイトがご紹介していますので、少し検索をすればその方法はお分かりいただけると思います。
しかし、そこで注意しておきたいことが、慰謝料請求のためには、パートナーが「不倫した」という明確な証拠が必要になる、ということです。
それは、パートナー本人が認めさせるためにも重要な証拠ではありますが、もしもの場合に備えて、第三者さえも「不倫した事実」を認めるくらいの証拠を持っておくことが重要です。
なぜなら、最終的な状況まで揉めると、裁判という方法で決着をつける可能性もあるからです。
その場合、パートナーの「不倫した事実」は、第三者の裁判官が判断します。
そこには感情を挟むことはなく、現実に起きた事象から判断していきます。
だからこそ、明確な「不倫の証拠」が重要なのです。
けれども、第三者が納得する不倫の証拠を集めるのは、時間や労力、精神的な苦痛を伴うことがほとんどでしょう。
その際には、調査のプロである探偵への調査依頼を検討してみることをお勧めします。
専門の人への依頼ですから費用は発生します。
しかし、ご自身が時間や労力をかけ、精神的な苦痛を負うことを軽減してくれます。
ましてや、探偵は調査の専門家でもあるため、必要な証拠を効率的に集めることも可能です。
さらに言えば、探偵会社が作成する調査報告書というのは、裁判でも有効な証拠と見做されています。
もしも、パートナーと不倫相手への慰謝料請求を考えているのであれば、探偵への調査依頼も検討してみてはいかがでしょうか。
6. 不倫する人はさまざまなキッカケで不倫している
今回は、不倫する人がどのようなキッカケで不倫するようになるのか、さらには、不倫する人が、どのような心理で不倫するに至るのかをご紹介しました。
ご紹介した通り、不倫するキッカケや心理というのは、さまざまです。
どんな些細なキッカケであっても、不倫する人は不倫しますし、不倫しない人は不倫しないでしょう。
ただし、状況や環境によっては、どのような人であっても、不倫するに至る心理が芽生えることもあるのではないでしょうか。
だからこそ、不倫する人の不倫するキッカケやその心理状態を参考にしていただけたらと思います。
何より、不倫する人が不倫をするのを予防するためには、不倫したくなる状況を作らないことが第一なのではないでしょうか。
その上で、もしもパートナーが不倫をしたとしたら、ご自身はどうしたいのか。
おそらく、その事実を知った際には、どうしたって冷静ではいられないはずです。
パニックになってしまうこともあるでしょう。
しかし、ご自身のその先の幸せのためにも、冷静になることが重要です。
本当ならば、パートナーが不倫をした際のことなど、考えることもない状況が何よりではあります。
それでも、ご自身のためにも「もしも」という備えは、大切です。
その備えのためにも、今回の話が少しでも参考になれば幸いです。