「最近パートナーの様子がおかしい」「浮気しているのかも」と思った際に、誰でも実行しやすいのが尾行による調査でしょう。
うまくいけば浮気の証拠をつかめる尾行ですが、なんとなくのイメージで素人が行っても失敗しやすく、果てはトラブルになるかもしれないのが実情です。
尾行を成功させるためには、いくつか重要なコツがあります。探偵がやっている6つのコツと、尾行時の7つの注意点を解説するので、押さえておくと失敗しにくくなるでしょう。
探偵の手を借りずに自分で浮気調査したい方は、ぜひ参考にしてみてください。
自分で尾行して浮気調査しやすいケース
自分で浮気調査する場合、どのようなケースでも行えるとは限らず、調査しやすいケース
・調査が難しいケースがあります。
どのようなケースなら尾行で調査しやすいのか紹介するので、あなたの状況に当てはまるか考えてみてください。
浮気の日時や行動を把握できる場合
浮気の日時や行動を把握できるのであれば、尾行・張り込みで浮気調査しやすいといえます。
いつどこで浮気するのか全く分からない状態では、いつ尾行すべきかわからず効率的な調査を行えません。浮気現場を押さえるまで、何日も尾行するなど、闇雲に調査するのは時間と労力が多大にかかってしまうので、現実的ではないでしょう。
具体的な日時や行動範囲などを絞り込めれば、ピンポイントで調査しやすくなります。
調査にかかる拘束時間や移動距離などの削減につながるので、調査者の体力的・時間的な負担が軽くなるのはもちろん、尾行による調査の難易度も低くなります。
例えばパートナーのお気に入りデートスポットや飲食店から行動を予測したり、あなたが家を空けるタイミングなどから日時を予測したりと、ある程度絞り込みが可能です。
パートナーに「泊まりで旅行に行く」「出張がある」など、しばらく家を空けると伝えて、わざと浮気しやすい日を設けるのも有効です。
時間の融通が利く場合
調査にはどれくらい時間がかかるか分からないので、時間の融通が利くかどうかは重要なポイントです。
パートナーが「いつ」「どこで」浮気するかは、正確な時間までは分からないことが多いので、根気強く尾行する必要があります。
どうしても拘束時間が長くなるので、仕事がある・育児があるなど、時間に余裕がない場合は自分での尾行は難しくなります。
例えば浮気現場を押さえるため飲食店やホテルから出てくるのを待つ場合、いつ出てくるかわからないため、終わり時間がわからない中張り込みを続けなくてはなりません。
どうしても調査には時間がかかるので、1日がかりになることや、それが何日も続くことが考えられます。
仕事や育児、プライベートな予定などに時間を割けなくなってしまうので、ある程度時間に融通を利かせられる環境でないと、自分で尾行調査するのは難しいでしょう。
自分で尾行して浮気調査する際の7つのリスク
浮気の日時やパートナーの行動を予測できる場合や、時間の融通が利く場合は、自分で尾行して浮気調査することも可能ですが、慣れていない一般人が行うには難しいのも事実です。
自分で尾行して浮気調査するには、主に7つのリスクがあります。どういった問題が起こり得るのか、事前に把握しておきましょう。
1.尾行に気付かれる場合がある
尾行対象に顔が割れているため、尾行に気付かれやすいのが問題です。
第三者である探偵が調査する場合と比べると、顔が知られていることで難易度は大きく上昇します。気付かれないように注意して尾行していても、バレてしまうかもしれません。
例えば急にパートナーが振り返って目が合ったり、鏡越しに見られたりなど、気付かれてしまう可能性は十分にあるでしょう。
尾行に気付かれれば警戒されてしまい、浮気の証拠を押さえるのが難しくなってしまうかもしれません。
2.途中で見失うことがある
尾行に慣れない一般人が行うと、途中で見失ってしまうリスクが高くなります。注意して見ていても「人混みに消えてしまった」「気付いたらお店にいなかった」など、いつの間にか見失ってしまうケースが考えられます。
どうしても尾行は長丁場になりやすいので、集中力を持続させるのは困難です。体力的にも難しいでしょう。
プロの探偵が行う場合は、複数人で尾行したり交代したりすることで、長時間の尾行でも続けられるようにしています。
一人での尾行は難易度が高く、見失ってしまいやすくなっています。
3.仕事の日と浮気調査が被る場合がある
仕事の日と浮気調査がバッティングして、仕事を休まざるを得ない場合もあるでしょう。
「この日が怪しい、尾行しよう」と思った日が、休日だとは限りません。
そもそもパートナーと休日が合わない場合もあれば、わざと休みの日からズラして浮気している場合も考えられます。そうなると尾行調査するために仕事を休まないといけない場合も出てきますが、そう何度も休みを取るのが難しい職場の方も多くいらっしゃるでしょう。
仕事がある場合は、なかなか浮気調査に時間を割きにくく、思うように調査できない可能性があります。
4.うまく写真を撮影できない場合がある
証拠を押さえるためカメラを用意していても、うまく撮影できないかもしれません。
ホテルに入る瞬間など浮気の現場を押さえて証拠写真を撮影すれば、言い逃れできない動かぬ証拠をゲットできます。せっかく尾行しても目撃するだけでは証拠がないので、撮影してしっかり証拠を押さえておくことが大切です。
しかし尾行しながら、ある程度離れた距離から浮気現場の瞬間を撮影するのは難しいでしょう。
浮気の証拠として活用するには「場所」「パートナーと相手の顔」がハッキリ写っていなくてはなりません。「手ブレで顔が分からない」「逆光で見えにくい」「距離が遠くてよくわからない」ようでは証拠にならないので、証拠となる一瞬を逃さない腕前が要求されます。
プロの探偵が行う場合は、高性能なカメラを用いるのはもちろん、撮影技術の高いスタッフが行うので、一般人よりも高い撮影成功率を誇ります。
確実に動かぬ証拠をつかむためには、カメラの性能や撮影技術も要求されるため、一人で行うにはリスクが高いといえるでしょう。
5.GPSの取り付けは法律に抵触する可能性がある
GPSを取り付けての追跡は、法律に抵触する可能性があります。
「わざわざ苦労して尾行しなくても、GPSで位置情報を追えばいい」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
しかしストーカー規制法(正式名称:ストーカー行為等の規制等に関する法律)で、他人に無断でGPS機器を取り付けて、位置情報を取得する行為は取り締まり対象になっています。(※)
いくら浮気調査のためとはいえ、GPSで位置情報を無断取得する行為は規制対象となるので、法律に抵触する可能性が高くなっています。またGPSで位置情報を探っても、浮気の証拠としては不十分です。
GPSには誤差が発生することや、あくまで位置情報しかわからないため「車を停めただけ」など言い逃れができることなどから、あまり効果的ではありません。
法律に抵触するリスクがあるので、GPSでの追跡は控えるようにしてください。
6.尾行中に通報や職務質問を受けるケースがある
尾行していると「不審者」だと思われて、通報や職務質問されるかもしれません。
例えば住宅街で尾行や張り込みを行っていると目立ちやすいので、近隣住民から通報されてしまう可能性が高くなります。
他にも街中で尾行している姿を怪しまれ、職務質問を受けるかもしれません。警官に事情を説明している間に、パートナーを見失ってしまう可能性があります。また通報や職務質問などで騒がしくなったり目立ったりすることで、尾行がバレる可能性もあります。
通報や職務質問によって尾行が失敗するリスクがあるのも、一般人には浮気調査が難しい点の一つです。
7.尾行中の行動が違法行為につながる可能性がある
尾行に集中するあまり、違法行為に至ってしまうケースも考えられます。
例えば車で追跡している際に、見失ってしまうと焦るあまり信号無視など交通違反してしまったり、撮影に夢中になって知らず知らず不法侵入してしまったりするかもしれません。
尾行や撮影などの行為に集中するあまり周りが見えなくなるケースもあれば、浮気疑惑が確信に変わるにつれ冷静ではいられなくなってしまうケースもあります。
いずれにせよ違法行為を行わないよう、細心の注意を払う必要があります。
浮気調査として自分で尾行するときのコツ
自分で尾行して浮気調査を行うリスクを紹介してきましたが、ここからは尾行を成功させるためのコツを紹介します。
プロの探偵も行っている6つのコツを紹介するので、自分で浮気調査を行いたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
普段とは違う服や車を使う
普段とは違う服や車を使って、ひと目でバレないよう注意しましょう。
パートナーが見慣れているいつもの服装で尾行してしまうと、視界に入った際に気付かれる可能性が高くなってしまいます。普段とは違う服装にして、あなただとバレにくくしましょう。
これは車も同様で、車種やナンバーから尾行がバレやすくなってしまうので、レンタカーやカーリースなどを利用して、マイカー以外の車を使うのがおすすめです。その際には派手な色や外車など、特徴的な目立つ車は避けて、街に溶け込むよくある車を選ぶのが大切。ワンボックスやミニバンなどの白が適しています。また自分で運転せずに、タクシーを利用するのもおすすめです。
特に都市部ではすぐに車を停められなかったり、駐車時に見失ってしまったりする可能性があるので、そういった場合はタクシーが活躍してくれます。
もし行き先が分かっているのであれば、下見してルートや駐車場所などをシミュレーションしておくと、より確実に尾行しやすくなります。
万が一、尾行対象者の視界に入っても怪しまれないように、普段とは違う服や車で尾行しましょう。
対象者と一定の距離を保つ
尾行の際は対象者から、一定の距離を保つことが大切です。
徒歩で尾行する際はもちろん、車で尾行する場合も、相手の視界に入らないよう注意しましょう。いきなり振り返られてもバレないように、つかず離れずの距離を保って、尾行を続けるのが鉄則です。見失うことを意識するあまり、近づき過ぎないようにしましょう。
とはいえ繁華街などでは離れ過ぎると見失いやすくなるので、他人を挟みながら見失わない距離を保つのが大切です。特に注意したいのが、自分で車を運転して尾行する場合に、運転席が見えてしまうこと。バックミラーやサイドミラーで後方確認する際に、視界に入ってしまうかもしれません。
相手の車のバックミラー・サイドミラーから見られないように、死角となる位置をキープするよう意識しておきましょう。
追跡対象者に顔が知られているので、近づき過ぎて尾行がバレないようにしつつも、見失わない絶妙な距離感を保ち続けることが大切です。
必要に応じて自転車を使用する
ケースバイケースですが、自転車を活用するのが有効な場合もあります。
例えば人通りが少ない住宅街などでは、尾行対象者が振り返った際に、顔を見られたり不審に思われたりする確率が高まります。
しかしあまり距離を取り過ぎると見失ってしまうので、ある程度の距離は保ちたいものです。
このギャップを埋めたい際に有効なのが自転車。一瞬で距離を詰められるので、遠くから尾行しつつも見失わないで尾行することができます。
徒歩での尾行が目立ちそうな場合は、自転車を使って大きく距離を取りながら尾行するのも一つのコツです。
行動が不自然にならないよう注意する
尾行に集中するあまり、不自然な動作・様子になっていないか注意しましょう。
過度に「バレてはいけない」と意識し過ぎると、挙動が怪しくなり、不審に思われてしまいます。
例えば尾行対象者が振り返った際にサッと物陰に隠れたり、相手の視界に入りそうになって慌てたりすると、尾行対象者はもちろん周囲の人にも怪しまれてしまいます。
その場に溶け込むようなイメージで、自然に振る舞うよう意識してください。尾行時は距離を取るので、普段通り堂々としている方がバレずに追跡できます。
また駅でならスマートフォンを触って待ち合わせしているフリをする、ショッピング施設なら商品を物色しているフリをするなど、その場に合わせた行動を取るのもポイントです。
過度な反応は目立ちやすいので、堂々とした態度で尾行するのが、対象者にバレない秘訣です。
二人以上で追跡する
一人での尾行は見失うリスクが高いので、二人以上で追跡するのが理想的です。
集中力を持続させながら尾行し続けるのは難しく、注意していても見失ってしまう可能性は大いにあります。特に街中では人混みに紛れやすく、曲がるタイミングや建物に入る瞬間を見逃して、尾行に失敗するかもしれません。
一度見失ってしまえば再度見つけるのは困難で、探し回ることで偶然尾行対象者と会ってしまうリスクもあります。見失わないためには、二人以上で尾行するのが大切。誰かが見失っても、誰かが追跡できていればカバーできるので、見失う確率を下げることができます。
友人などに協力を仰いで、二人以上で尾行すると失敗しにくくなります。
浮気に気付いていないフリをする
浮気の調査段階では、浮気に気付いていないフリを心掛けましょう。
浮気していると確たる証拠がない段階で問い詰めても、はぐらかされて話が終わってしまいかねません。疑われていると警戒されれば、浮気を控えたりいつもと曜日や時間を変更したりと、バレないよう工夫されてしまう可能性があります。
対象者に警戒されてしまうと、尾行の難易度が高まってしまうので、問い詰めたい気持ちをこらえて、素知らぬフリをすることが大切です。特に浮気調査中はパートナーと浮気相手のデート現場を目撃することも多くなるため、つい感情的になってしまいがちですが、調査を進めるには冷静にいつも通り振る舞いましょう。
浮気していると確たる証拠を押さえるまでは、浮気に気付いていないフリを続けるのが大切です。
自分で浮気調査するのは難しい!尾行はプロに任せよう
尾行にはさまざまなテクニックが必要で、見失わないよう集中しながらも、不審に思われないよう自然に振る舞う必要があります。途中で見失ったり尾行がバレてしまったりするリスクが高く、いくらコツを押さえていても成功するとは限りません。
うまく尾行できても、証拠となる決定的瞬間を写真や映像に残すのが難しいという問題もあります。
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