【探偵調査員の奮闘日記】SEX依存症になった人妻

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探偵小説

こんにちは、うな探偵社調査部長の竹中です。

過去に行った調査をプライバシー保護のため、一部フィクションを織り交ぜてお話しします。

今度の依頼者は、結婚間もない夫婦の旦那さんでした。
内容は浮気調査です。

新妻で専業主婦である奥さんが、どうも浮気をしているようだとのことですが、相手の男性などにはまったく心当たりはないそうです。

また、ご自分が仕事で留守にしている昼間の奥さんの行動範囲や行動パターンもまったくわからず、それでも浮気を確信していると言います。

根拠はないのか言いたくないのかはわかりませんが、そこまでおっしゃるのならと調査をすることになりました。

旦那さんが仕事に行っている間の時間、平日の朝8時から19時までの奥さんの行動を調査することにし、早速マンションに張り込み開始です。

 

1日目、朝から夕方まできっちり監視しますが奥さんは出てきません。


次の日、2日目もまったく動きはありませんでした。

でも、なにか違和感があるのです。
3日目、そろそろ全く出てこない奥さんに疑問が生じてきました。

買い物に出てくることもないし、買い物は全てネットスーパー派なのでしょうか。
そう考えていると宅配のピザ屋がマンションに入って行きます。

奥さんがピザでも頼んでいるのかもしれません。

確かに、このマンションはよくデリバリーの配達員や宅配業者が入っていきます。
ところが、ピザ屋はなかなかマンションから出て来ません。

竹中
「……ん?あのピザ屋、何分に来た?」
調査員A
「あ、そういえば…15分前ですね。長いですね」

竹中
「いや、長すぎるだろ。迷うようなマンションじゃないぞ」

このマンションはせいぜい50世帯程で、そこまで大きなマンションというわけではありません。
違和感の正体がわかり、胸騒ぎがしました。

調査員A
「いや、昨日の、郵便局員も、やけに出てこないなと思ってたんですよね……」

竹中
「写真を確認してくれ。マンションを出入りした住民、業者の出入り時間をまとめるんだ」

奥さんが自宅で不倫している可能性ももちろんあるので、入っていく男性を始め、マンションを出入りする人間は一応写真に収めていたのでした。

写真を見返しているうちに、
先ほどのピザ屋が出てきました。入ってから出てくるまで、30分程が経過しています。

竹中
「奥様が浮気をしている可能性は、やはりあるのかもしれません。
隠しカメラを、設置しませんか?機材をお貸しすることはできます」

4日目の調査は、依頼者に、自宅にカメラを設置してもらい、なおかつ今まで通り外からも見張りをすることになりました。

やはり、マンションから出てくるまでに時間のかかる配達員が、今日も数人います。

翌朝、依頼者から隠しカメラを回収しましたが、結果は真っ黒でした。


予想した通り、宅配業者などを次々に連れ込んではアダルトビデオさながらの映像が映っています。

すぐに依頼者に結果を伝え、依頼者は愕然としながらもすぐに奥さんと話し合って、二人で病院に行ったそうです。

診断結果はセックス依存症ということでした。

新婚なのに大変だなと思い調査は終了しましたが、一年ほど後に、たまたまそのマンションの前を車で通る機会がありました。

マンションの前で男子中学生が五人、そわそわしながらそのマンションに入ろうとしていました。

それを見た瞬間、私は忘れかけていたこの調査のことを思い出しました。


あの奥さんの病気はまだ治ってないのかな、と考えると、なんとも言えない気持ちで私はマンションを後にしました。

~実話~

単身暮らしの対象者宅でなかなか対象者が出てこないと、本当に住んでいるのか不安になります。

                    調査員E

Supervisor Information

監修者情報 | 金子 玄

慶福法律事務所代表

【出身大学】
慶應義塾大学法学部法律学科・大学院法学研究科修士課程を修了

【経歴】
平成19年 弁護士登録後、複数の都内法律事務所に勤務
平成25年 慶福法律事務所設立

【所有資格】
弁護士(識別番号36627_第一東京弁護士会)・図書館司書資格

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