老いらくの恋という名の高齢者の不倫・浮気が急増

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1.実は多い熟年不倫。その理由は?

配偶者に不倫されたという事実はいつだって辛いものですが、不倫したのが長年連れ添った旦那さんの場合、その辛さはひとしおです
でも人生百年時代になった現在。昔よりもずっと、若くて元気な高齢者が増えています。それに伴い、熟年不倫の件数も増加しているようです。
なぜ「老いらくの恋」に夢中になる人は多いのでしょう。
まずはその理由について、分析してみます。

1-1.長年の不満が噴出した

長年一緒に生活をしていれば、何かしらの不満は絶対出て来るもの。
離婚するほどの大きな不満じゃなかったとしても、積み重なれば夫婦関係は冷めたものになってしまいます。恋人同士のように、好きだからこそ不満に目をつぶれる時期はとっくに過ぎ去っていますしね。
会社勤めをしている間はそれでも不満から目をそらすこともできますが、定年して家で長時間一緒にいるようになると、どうしても積み重なった不満と向き合わざるを得なくなります
そんな状態で魅力的な異性に出会ったら……それをきっかけに不満が爆発して、不倫に走ってしまったとしても、おかしくはないです。
もちろん不倫相手にも何かしらの欠点はあるでしょうが、そこは恋愛期の強み。あばたもえくぼで、欠点すらも魅力的に見えてしまったりするのです。

1-2.仕事を退職して、金と時間がある

働いている間は時間に追われて不倫する暇がなかったり、稼いだお金は子育てでなくなって自分の自由にならなかったような旦那さんが、退職後に豹変してしまうケースがあります
ありあまる時間に、たっぷりもらった退職金。子どもは既に独立し、援助する必要もないとなれば、時間もお金も思うままに使うことができます。その結果、今まで我慢した反動のように女遊びに夢中になってしまうなんてことも
特に若い時にあまり遊べなかった旦那さんの場合、要注意。お金を持っていることや、年齢を重ねて精神的に落ち着いたことが功を成して、退職後に急にモテだす人もいます。モテた免疫がない旦那さんほど、調子に乗って、不倫にはまってしまうのです

1-3.家庭に居場所がない

仕事人間で家庭を顧みないで退職を迎えた旦那さんが、退職後に家庭に居場所がなくなる話は珍しくありません
退職してから、家族と交流を深めようとしても、時は既に遅く。旦那さんがいない生活を当たり前に思っていた家族からは、拒否される可能性が高いでしょう
そんな孤独に耐え切れず、居場所を求めて不倫に走るパターンも。自業自得のうえに、さらに罪を重ねるなんてと呆れる反面、少しだけ同情しなくもないですね。
自分の稼ぎで家族を食わせていると威張り散らしていた旦那さんほど、退職して仕事を失ってしまえば、誇れることがなくなって弱いのです。

1-4.自分の価値を再認識したい

3同様に、仕事人間だった旦那さんは、退職後に自分の価値を見失いがちです
もう仕事で成果を出して、会社で評価を上げることはできません。退職までずっと家庭を顧みなかった場合、その後いくら努力したとしても、家族に評価されることは難しいでしょう。
老いによって容貌は衰え、体もどんどん弱ってきます。知らない人まで自分を「年寄扱い」するようになり、自分はもう若くないのだと実感せざるを得なくなっている頃でしょう。
そんな状況で、自分に好意を抱いてくれる不倫相手が現れ、おまけに体の関係まで結べたとしたら。失った自信を取り戻すことができるかもしれません
熟年の男性の場合、性欲を維持できていることが、若さの証明だと思っている人もいます。けれど妻がその性欲を応じてくれるとは限らず、発散できない性欲と、自身の若さを証明できないことに苦しんでいるケースも。
そんな旦那さんの性欲を喜んで受け止めてくれる不倫相手を、旦那さんが救いのように思ってしまっても仕方はないのかもしれません。

1-5.刺激が欲しい

仕事を退職したことで「自分の人生はこれで終わりなのか」と、ぽっかりと胸に穴が空いたような喪失感を抱えてしまう旦那さんもいます。特に無趣味な旦那さんの場合、時間と金が有り余っていたとしても何もやることが思いつかず、無為な日々を送りがち。平坦でマンネリした日々を打開する為に、不倫に走って、刺激を求めるのです。
「老いらくの恋」は、刺激を求める高齢者にとってはとても魅力的なものです。「これが人生最後の恋だ」というロマンスがあります。それに浸っている間だけは、無為な現実を忘れて、自分をドラマの主人公か何かのように思うことができるのです。失った若さを取り戻したような気にもなるでしょう。
ロマンスを前には、長年連れ添った妻や子どもを傷つける罪悪感すらスパイスです。「道ならぬ恋に溺れている自分」に酔い、一層深みにはまってしまうのです。

 

2.熟年不倫した旦那の悲惨過ぎるエピソード3選

上記のように様々な理由で行われる熟年不倫。でもどんな理由があろうと、所詮は不倫。人を傷つけて得た幸せは、長続きはしません。
熟年不倫をした男性の、悲惨過ぎるその後のエピソードを三つ紹介します

2-1.W不倫の末、再婚。しかし互いの子ども達から見捨てられ……

Aさん
「W不倫の末に、再婚した元旦那と不倫相手。探偵を雇って証拠を確保して、不倫の慰謝料はきちんと双方からせしめていたし、子どもも成人して養育費も必要ないので、こちらとしては二人がその後どうなろうとどうでも良かったですが、子ども曰くかなり悲惨な現状みたいです笑 元々暴飲暴食が祟って、健康とはほど遠かった元旦那。どうやら肝臓やら胃やらあちこち悲惨な状態で、入退院を繰り返しているようで。しかも再婚した不倫相手も不倫相手で、脳卒中から障害を負ったとかで、私より年下のはずなのに現在は要介護状態らしいです。でも二人は道ならぬ愛を貫いた結果、互いの子ども達から絶縁されているので、頼れる相手もなく。メールで定期的に子ども達に泣きついているようですが、今も旦那の不倫に怒っている子ども達は完無視状態。最近は私にも『お前と結婚していた時が一番幸せだった』『やり直すことはできないだろうか』なんてメールが届く始末です。不倫相手が要介護状態になった途端見捨てようとするなんて、『人生最後にして、真実の愛』のはずじゃなかったんですかね? もし私が障害を負った場合でも、元旦那は同じことをしていた可能性が高いので、そう考えると旦那を持って行ってくれた不倫相手には感謝です」

2-2.不倫相手からも見捨てられ、孤独な老後を送るはめに……

Bさん
「十歳以上年下の不倫相手に夢中になり、離婚を切り出してきた元旦那。上機嫌で慰謝料も払い、きっちり財産分与をしたうえで、不倫相手と再婚しようとしたようですが、どうも不倫相手からしたら完全に遊びだったみたいで。元旦那がわざわざ自分から不倫の事実をばらしたせいで、自分まで慰謝料を請求されたことを怒った不倫相手から、即捨てられたようです。こんなはずはなかったと、私に復縁を申し込んできましたが、今さら過ぎますよね。元々旦那は家庭を顧みない仕事人間で、子ども達から嫌われていたのに、今回の不倫が決定打になったようで、子ども達は旦那とはもう二度と顔を合わせたくないと言っています。私が知っている限り、旦那には仕事外で親しい付き合いがある友人もいないはず。そのうえ旦那、結婚して以来家事は全て私任せで、料理はもちろん洗濯も掃除もまともにできないんです。一体今、どうやって生活しているんでしょうかね。家事も育児もさっぱりでしたが、私自身は仕事を頑張ってくれる旦那のことは尊敬していたので、不倫なんかしなければ今頃それなりに良好な夫婦関係を築けていたような気もしますが……まあ、自業自得ですね」

2-3.再婚した不倫相手は悪女! 財産を吸い尽くし男と失踪し……

Cさん
「若くて綺麗なお嬢さんと不倫して、不倫相手の慰謝料を肩代わりした末に再婚した元旦那。元旦那は若い人を惹きつけるタイプとは程遠かったので、絶対金目当てだと思ってましたが、案の定だったみたいです。残った退職金も、老後の為に貯めていた貯金も全て勝手に使われた末に、最終的に若い男と一緒に逃げちゃったんだとか。どこまでも女の見る目のない元旦那には呆れて、同情すら覚えましたけど、だからってよりを戻すとかあり得ないですよね。不倫が発覚した際も、金目当てじゃないのかって一応忠告したのに、『ババアの嫉妬w』とか言って、聞かなかったのは元旦那なんですから。自業自得だと言い放って、きっぱり見捨てました。結婚していた時は、こういう馬鹿な所もかわいいなって思ってたんですけどね。今は社会人の娘にストーカーのように付きまとっているので、接近禁止命令を出せないか、警察に相談中です」

 

3.熟年不倫が原因で離婚を考えた際は、探偵に相談しよう

上記のエピソードのように、妻が何もしなくても勝手に自滅する場合も少なくはないですが、それはそれとしてきっちり不倫の制裁は与えたいところ。
離婚の際には当然財産分与も請求できますが、あなたの老後の為にも、もらえるお金は少しでも多くもらっておくべきです。
ただ慰謝料を請求する為には、万が一旦那が不倫を認めなかった時に備えて、裁判になっても勝てるだけの確実な不倫の証拠を押さえておく必要があります。ですが確実に慰謝料を請求できるだけの不倫の証拠となると、ラブホテルに出入りする所の写真が別の日付で複数枚必要だったりして、なかなか個人で確保するのは難しいです。若いうちなら尾行や張り込みを自分で行ったりなど、多少は無茶をできても、年をとればそんな体力も気力とてもなくなります。
不倫の際にもらえる慰謝料は、結婚生活が長ければ長いほど相場が高くなります。探偵を雇ったとしても、十分おつりがくるはずです。
分割払いを受け付けている探偵事務所も多いので、慰謝料をあてにして依頼しても良いか心配な年金暮らしの方でも、安心して依頼することができます。不安な場合は、まず一度相談してみましょう。
「いくらお金をもらったところで、長年連れ添った配偶者がいなくなるんじゃ……」「私の人生はもうお先真っ暗だ」なんて、思う方もいるかもしれません。今さら離婚なんて面倒だと、旦那の裏切りを見ないふりをして、夫婦関係を継続しようと考える方もいるでしょう。
でも、よく考えてください。もし、将来旦那さんが要介護状態になったら、あなたが面倒をみなければならないかもしれないのです。裏切者の旦那さんの介護をする気になれますか?
年をとれば認知機能も衰え、怒りっぽくなったりします。自分の不倫行為を棚に上げて、あなたに暴言を吐くかもしれない旦那さんと、最後まで添い遂げる気になるでしょうか?
今さらなんて、思ってはいけません。人生で一番若い時は今です。あなたには裏切者の旦那さんや不倫相手を断罪して、人生をやり直す権利があります。
「男やもめに蛆がわき、女やもめに花が咲く」という言葉があります。不倫するような旦那が傍にいない生活は、あなたが思った以上に快適で、幸福なものかもしれませんよ。
老いらくの恋に夢中になっている旦那さんは、自分がすっかり若返ったような気になっているはずです。でもあなただって旦那さんと同年代。いくらでも若返ることはできるのです。探偵を雇って証拠を確保し、不倫の慰謝料と財産分与をきっちり請求したうえで、浮気旦那がいない残りの人生に花を咲かせましょう。きっとあなたなら、積み重ねてきた年齢の分、誰より美しい花を咲かせられるはずです。

Supervisor Information

監修者情報 | 金子 玄

慶福法律事務所代表

【出身大学】
慶應義塾大学法学部法律学科・大学院法学研究科修士課程を修了

【経歴】
平成19年 弁護士登録後、複数の都内法律事務所に勤務
平成25年 慶福法律事務所設立

【所有資格】
弁護士(識別番号36627_第一東京弁護士会)・図書館司書資格

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